ブラガート氏と植草ひろみ

ピアソラの無二の親友
ホセ・ブラガート氏(チェリスト)との出会い


ホセブラガート氏と植草ひろみ 「私たちの友情は生涯変わることはなかった。」と語る
チェリストのブラガート氏をピアニストのMikaとブエノスアイレスに訪ねました。

 彼はピアソラとともに演奏しただけでなくピアソラ亡き後、ピアソラの手書きの楽譜を「これを読めるのはピアソラ自身と僕と彼の母親だけだよ。」と、清書を続けています。
 現在、ピアソラの楽譜はブラガート氏によって全て大切に保管されています。

 彼自身すばらしいチェリストであり、すばらしい編曲者(ピアソラの曲を全てアレンジする権利を持っています)、 そしてすばらしい作曲者です。

 そんな彼の作曲した「Milontan」を日本で演奏できることになり、私もMikaもとても光栄に思っています。彼の知られざる名曲、そしてピアソラの数々の作品の楽譜を私とMikaに無償で提供して下さったブラガート氏に感謝を表し、これから一所懸命、演奏していきたいと思っています。


壁画の前で。植草ひろみ
ブエノスアイレスの巨大なタンゴの壁画の前で
ブエノスアイレス
カミニート(ブエノスアイレス)にて

『ホセ・ブラガートの友情と魂』
Hiromi Uekusa 『La amistad y el alma de Maestro José Bragato』

  植草ひろみは1997年にブエノスアイレスへ、ピアソラの親友で素晴らしいチェリストで作曲家であるホセ・ブラガートさんに会いに行きました。
 そのブラガートさんは一昨年の夏に101歳の生涯を閉じられました。 植草は彼のご自宅で、沢山の楽譜を日本に持ち帰ることを許され、これまでも幾多のコンサートで少しづつ紹介してきました。
 ですが彼の作品や、ピアソラの曲を編曲したまだ演奏していなかったもの、そしてピアソラをピアノトリオに編曲したもの(出版済み)、すべて後世に残すため演奏をしようと思ったのです。
 そしてこの持ち帰った楽譜を1葉づつ点検&データ編集したヴァイオリニストの松野迅さんがトリオで共演、ナビゲーターを務めます。

曲目:
1) Avenida de Buenos Aires~Dedicated to Bragato ブエノスアイレス大通り〜ブラガートに捧ぐ〜Hiromi Uekusa 植草ひろみオリジナルソロ
2) Milontan ミロンタン José Bragato
3) Triste y Zamba 悲しみのザンバ José Bragato
4) Mumuki ムムーキ A.Piazzolla/ arr. José Bragato
5) Oblivion オブリビオン A.Piazzolla/ arr. José Bragato
6) Adios Nonino アディオス・ノニーノ A.Piazzolla/ arr. José Bragato
7) NightClub1960 ナイトクラブ1960 A.Piazzolla/ arr. José Bragato
8) Revolucionario (Trio) レヴォルーショナリオ 革命家 A.Piazzolla/ arr. José Bragato

出演:
チェロ:植草ひろみ
ピアノ:松浦朋子
ピアノ:榎田まさし
ヴァイオリン:松野迅
日時:2019年11月13日(水)
   19時開演(開場18時30分)
場所:すみだトリフォニーホール 小ホール(東京錦糸町)
料金:4,000円(税込・全席自由)

このコンサートは、来年4月10日にパート2がございます。 1回で収まらないブラガートさんの作品の数々、ぜひ2回とも皆様にお聴きいただき、全容をお伝えできたらと思っております!

「JOSÉ BRAGATO Y FAMILIA」のページでもこのコンサートが紹介されています。

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